ブリコラージュ的な営み
Bricolage et travailKOBE PEARL MUSEUM
- 業 態
- 仮設展示
- 所在地
- 兵庫県神戸市
- 開業時期
- 2023年04月
- 受注形態
- 設計・施工・監理
日本真珠会館の閉館に伴い、当館1階にあった「KOBE PEARL MUSEUM」を「神戸ファッション美術館」へ移転することになり、その展示計画を担当しました。新たな日本真珠会館ができるまでの数年間、仮設展示物としてみなさんに観ていただくことができるようになりました。展示物の維持保存が目的であると同時に、神戸のファッション産業のひとつである真珠産業の歴史と魅力を紹介することを目的としています。
設営を当館の定休日の半日間で行う必要があること。展示は数年間の仮設であることなどを鑑み、展示空間の改装工事は行わず、もともと存在した什器・備品を転用し、極力新たなモノをつくらずにミュージアムとして機能させることを試みました。
もともと存在した什器・備品は、様々な時代につくられたモノで、色やカタチも多様です。それらをきちんと展示内容が伝わるように流れをつくると同時に、意匠的に統一感が感じられるようブリコラージュ的な発想で配置計画を行いました。このように「あるモノを活かす」という行為もデザイン手法のひとつだと考えます。
展示1:神戸ファッション美術館1Fエントランス:2023年04月15日〜2023年05月15日
展示2;神戸ファッション美術館3Fライブラリーの一部:2023年7月11日〜現在
主催:日本真珠輸出組合、神戸ファッション美術館
共催:神戸パールミュージアム、パールシティー神戸協議会、NPOひと粒の真珠、公益財団法人神戸ファッション協会
後援:神戸市
グラフィックデザイン:株式会社fine 日下れいか